日野市政をめぐる不正問題
疑惑解明シンポジウム
住民訴訟で不正な補助金4億円余を取り戻しました
弁護士と市議会議員が、報告し、討論しました
2024年1月14日(日)13:30~16:00
① 山口俊樹弁護士の報告
川辺堀之内区画整理組合への違法補助金返還訴訟について
判決は「棄却」だが、科目偽装を認めさせ、補助金の全額(+遅延損害金)約4億円を返還させることができた。
事実上の「勝利」である。
【異例の判決】
また、訴訟費用の負担→「原告の訴訟費用は被告(日野市)が負担する」
判決は却下なので極めて異例=ほとんど事例がない
「原告らの訴訟活動を通じて本件請求が実現したこと等に鑑み・・」という判決文であった。
それにしても、裁判に対する日野市の態度が酷すぎる!
終始、不正事実を認めず、裁判に負けそうになると、区画整理組合に補助金返還の請求をした。
「助成金の不正はない」 → 「支給は適切」 → 「資料開示はできない」
裁判に負けそうになると・・・(一転して) → 区画整理組合へ「助成金返還請求」
② 杉浦悠弁護士の報告
旧たかはた保育園の機能移転に関わる違法支出(4億円余の不正の支出等)についての住民訴訟の判決は「却下」となった。
行政訴訟法14条(出訴期間)の規定で「処分又は裁決の日から一年を経過したときは、提起することができない」とあり、門前払いとなった形である。
ただし、「不当ではない」という判断ではない。
・土地交換(4500万円)=等価交換でなかった
・賃借料二重払い、高い(市が鑑定)
③ 木村真実弁護士の報告
3つの判決を受けて
・区画整理組合の住民訴訟は「実質的勝利」
・たかはた保育園の判決は「却下」(門前払い)であったが、日野市の支出が不当であったことは明らか
・市立病院の日額給の問題(臨時職員で1日6万円や二重払い)は損害の整理をしていく→現市長、前市長の尋問をやってもらう
・市民に渡された課題-市民と議会の力であるべき姿を示し、市に求める
④ 有賀精一議員の報告 ビデオ報告
・川辺堀之内区画整理組合への助成金を巡って市役所で何が行われていたか全く明らかにされてこなかった。
・どういう経過で問題が起こったか厳しく大坪市長に解明を要求したい。
⑤ 中野昭人議員の報告
川辺堀之内区画整理組合における不正の全体像について
~ 2つの重大な不正が明らかに! ~
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