あるが 精一

〇日野市の不正の実態、解明の課題について　中野昭人（市議会議員）

①8000万円の補助金詐欺で有罪判決を受けた河内氏らによる川辺堀之内区画整理組合の会計偽装に関する全容解明

　河内氏らの会計科目偽装による補助金詐欺は平成３０年度のみ。しかし偽装は平成２５年度から行われておりその全容解明が必要。河内氏が得た庶務規定違反の報酬・手当総額は1億9000万円超、理事・幹事等が得ていた庶務規定違反の報酬・手当総額は2億13000万円、堀之内氏への不当な報酬は1150万円に及ぶ。返還とともに、その構造及び責任の所在の解明が必要。

②川辺堀之内区画整理組合の不正、たかはた保育園民営化の不正疑惑の両方に、河内氏の意向で 関与していた企業公社の事業実態及び会計に関する全容解明

　組合業務を企業公社に受託させ、その後個人受託者として組合業務に参入し、企業公社への指
導・助言業務を担っていた河内氏と企業公社との関係の全面的な解明。全額補助金で賄われた民営化園への進入道路の拡幅整備事業の事務管理契約等を結んでいた企業公社の業務実態とお金の流れの全容解明など。

③たかはた保育園民営化をめぐって河内氏が地主に補助金増額で便宜を図った疑い及びその見返りの有無に関する真相解明

　2億4000万円の前家賃補助について当時課長は「発案は河内氏。河内氏の提案について市が了解し決定した」と証言。当時課長は「事業規模がどんどん膨らみ前例のない金額（法外な事業総額６億円)となっていたのでこのままでいいのか、部長（現市長）に相談したが、河内氏がやれということなので、これで進めるしかないとの答えがあった」と証言。

④大坪市長は、たかはた保育園民営化への河内氏の関与・補助金増額要求の実態をどこまで把握していたのか、なぜ対応・是正しなかったのか、真相解明による責任の明確化

　大坪市長は、この民営化事業への河内氏が主導的に関与していたことを知っていた。知っていながら、河内氏の強引な補助金増額要求を受け入れ、必要な対応・是正を怠ってきた。知っていながら、河内氏の強引な補助金増額要求を受け入れ、必要な対応・是正を怠ってきた。市長に直接的で重大な責任があるにも関わらず、職員の公務員倫理の欠如を解く市長の無責任、統治能力の欠如があらわに！

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●議会の責任放棄、来年 3 月議会での幕引き許さず

　100 条調査委設置等で全容解明へ

聞き取り調査に限界があったこと、市長等の関与・責任の調査は対象外だったことなどから、第三者委員会の調査及び報告書は、むしろ議会による調査解明の必要性を浮き彫りにしている。